デビットカードにもクレジットカードと同じように、メリットとデメリットがあります。
借金の心配がない
デビットカードは、利用者がすでに持っているお金で決済されるため、借金を重ねる危険性がありません。小売業者は、現金で支払うよりもプラスチック製のカードを使用した方が消費額が多くなることを知っています。
デビットカードを使えば、衝動的に使ってしまう人も、クレジットの誘惑に負けず、予算を守れるようになります。このため、高金利の負債を抱えることはありません。
詐欺の防止
かつては、クレジットカードの方がデビットカードよりも不正使用に対する防御力が高かった。しかし、VisaやMastercardなどの決済代行会社が発行するデビットカードには、クレジットカードと同様の保護機能を備えたものが出てきています。
重要なのは、詐欺や盗難に気づいたら、すぐに報告することです。不正購入の責任は、報告された期間によって決まります。カードが不正に使用されたことを銀行に知らせるのが遅すぎると、損害の一部または全部を負担することになりかねない。
デビットカードは銀行口座に直接リンクしているため、不正な購入によってあっという間に口座が空っぽになったり、当座貸越になったりすることがある。クレジットカードは後払いなので、このようなことは起こりません。
年会費無料
クレジットカードは年会費がかかるものが多いが、デビットカードは年会費がかからない。また、デビットカードは銀行のATMで現金を引き出す際にも手数料がかからない。一方、クレジットカードは、その利便性のためにキャッシング手数料と高金利を請求されることがあります。しかし、当座預金口座を維持するために、他の手数料を支払うこともあります。
クレジットカードのキャッシングは、返済の猶予期間がない代わりに、すぐに利息が発生します。
デビットカードの欠点
クレジットカードと同様、デビットカードの最大のデメリットは、クレジット・スコアへの影響とコストです。
特典がない
デビットカードで買い物をすると、ポイントやマイル、キャッシュバックなどの特典を受けることができない。デビットカードで買い物をすると、ポイントやマイル、キャッシュバックなどの特典が得られますが、特典の利用方法によっては損をする可能性があります。
信用を築けない
良い信用を築くということは、借りたお金を責任を持って返済できることを金融機関に示すことです。銀行口座と連動したデビットカードでは、その機会がないため、デビットカードの使用だけではクレジットヒストリーの確立や構築にはつながりません。
手数料について
デビットカードは年会費が無料ですが、当座預金口座を持つには他の手数料がかかる場合があります。毎月の口座維持費、使いすぎた場合の当座貸越手数料、返品手数料、他の銀行や金融機関の機械でデビットカードを使用した場合の海外ATM手数料などである。